海外研修記

ニューヨーク研修報告

4月5日 成田発 空路 JFK空港へ

去る4月6日~8日までニューヨークで開催されたアストラテックインプラントワールドコングレス(at Hilton New York Hotel Grand Ballroom)に参加して来ました。世界各国から2,000名の参加が有り、その規模と発表の内容に大変感銘を受けました。少しでもその雰囲気がお伝え出来れば幸いです。

JFK空港へ降り立ちましたらいきなりの雪模様。春物の服しか持参して行かない自分を反省。とにかく寒い。盛岡よりも。

リムジンバスにてチェックインまでの時間を利用して、昼食と市内観光をしました。
バッテリーパーク ソーホー タイムズスクウェア
自由の女神前  寺西、金城先生と ニューヨーク港 グラウンドゼロ

ハマーのリムジン(デカイ!)

熱狂的ジャイアンツファンの私は、タイムズスクウェアで松井がここでバット振ってたなあ・・・と思い出しました。9.11の同時多発テロの現場も、すぐ横を通り過ぎました。あの凄惨な事件の映像が頭をよぎりました。また新しいビジネスセンターが建設される予定だそうです。盛岡を発って約1日半。ようやくホテルに到着しました。時差ボケがひどくすぐ就寝でした。

リムジンバスにてチェックインまでの時間を利用して、昼食と市内観光をしました。

4月6日 ワールドコングレス1日目

コングレスが午後からでしたので、中学以来のビートルズ狂の私は、真っ先にジョンレノンの射殺されたダコタハウスまで、人生初のイエローキャブに乗って行って来ました(感涙)。真向かいには、ビートルズの曲にも登場する「Strawberry Fields」が有りました。思ったより狭い・・・。

セントラルパーク ダコタハウス前 ダコタハウス前

当時小学生だった私に、親友の兄が「好きになるから聞いてみな!」と1本のテープをくれたのがビートルズとの初めての出会いだったのを憶えています。大学6年の冬に東京ドームで、Paul McCartneyの「Yesterday」を生で聞いて号泣した事も思い出しました。いやあ懐かしい・・・。いまだに趣味でバンドを組んでライブをやっている自分のルーツに出会った気がしました。

「Strawberry Fields」

コングレス1日目にはオープニングセレモニーが有りました。いきなりブロードウェイのダンサーが宙づりで度肝を抜かれました。会場は2,000人収容のさしずめロックコンサートか、グラミー賞の授賞式と言った感じのホールでした。

ワールドコングレス看板
会場前にて 会場前の様子 エレベーターもインプラントを上映
展示ブース コングレス会場 コングレス会場
オープニングセレモニー

まずはインプラントの世界的な研究者 Dr.Tomas Albrektsson の発表から始まりました。昨年沖縄で開催された World Meeting と同様の発表でしたが、大変貴重な発表を聞く事が出来ました。発表後にちゃっかり人生2度目の Dr.Albrektsson との2ショットを、USAの歯科医師にお願いしてしまいました。「東北の歯医者で、世界の Dr.Albrektsson と2回写真を撮った奴は居ないだろうなあ。」とご満悦の一枚です。

昨年10月 沖縄にて 今回 ニューヨークにて

今回のワールドコングレスの目玉、歯周病の世界的権威 Dr.Jan Lindhe の発表も聞く事が出来ました。最近のインプラント治療の趨勢に対する意見は、大変貴重なものでした。ニューヨーク大学の Dr. Dennis Tarnow と Dr. Jan Lindhe のディスカッションの様子です。

1日目の夜には、ロックフェラーセンターの最上階(クリスマスツリーで有名)のレインボールームでウェルカムパーティーが有りました。1,500人が参加しましたので、立食の食べ物に有り付くまで一苦労でした。ジャズバンド有り、ダンス有りで自分の国際感覚の無さに少々落胆(泣)しました。


4月7日 ワールドコングレス2日目

2日目は午前中1会場、午後は3会場を行ったり来たりで、丸1日発表を聞きまくりました。前述の Dr.Jan Lindhe の他、今回の科学賞(Scientific Award)を受賞したトロント大学の Dr. Reva Barewal (何と自分とほぼ同い年でした)、アストラテックインプラントの重鎮 Dr.Lyndon Cooper、Stig Hansson の発表も聞く事が出来ました。大変貴重な経験でした。同時刻には、世界各国のポスター発表も行われていました。

2日目の夜は、シェラトンホテルの会場(これまた大きくてビックリ!)にてブロードウェイのショーを観ながらのディナーだったのですが、時差ボケで仮眠してしまい、1時間も遅刻(泣)。何を食べたかさっぱり記憶が有りません。なんと円卓が144台も有りまして、自分のシートにようやく辿り着いた有様でした。

人の縁とは不思議な物で、テーブルで同席させて頂いたのが、以前盛岡の講習会で教えて頂き、昨年宴席を御一緒させて頂いた、九州歯科大学の高橋哲教授でした。高橋教授も東北の御出身でしたので、久々の再会に大変良くして頂きました。その後、ニューヨークで一緒に杯を酌み交わしたのも忘れがたい思い出になりました。チュニジアの唇顎口蓋裂の医療チームに参加された話、前日までのシカゴでの学会の様子など、国内では絶対話してくれる筈の無い貴重な話を伺いました。

久々の再会に握手(右 高橋教授) 横浜市民病院の今村先生を囲んで 横浜市開業 毛呂先生と
左の女性は Chantee Schuler、
ライオンキングの世界ツアーのメンバー

4月8日 ワールドコングレス3日目

コングレス3日目は、午前中に我が日本代表の発表でした。私がお世話になって勉強させて頂いておりますスタディーグループ赤坂会の代表 寺西邦彦先生と、行田克典先生が発表されました。特に寺西邦彦先生は、ふじの歯科医院でも行っておりますNEW TWIN TUBE SYSTEMの発表をされ、その先進性は全世界に評価を受けました。その瞬間に自分が同席出来た事は、大変貴重な出来事でした。ふじの歯科医院のインプラント診断、手術はこの方法で昨年より行わせて頂いております。

発表直前 寺西先生を囲んで 寺西先生の発表 スクリーンに同時に映像も
TWIN TUBE でのオペの画像 SIMPLANTの画像(3D) 発表風景

発表後には、私が一緒に勉強させて頂いております東京赤坂のスタディーグループのみなさんと、寺西先生、沖縄の金城先生を囲んで二ューヨークの寿司屋と宿泊先のホテルの1室で、夜中まで臨床の話を聞かせて頂きました。シェラトンホテルの前に、夜になると長蛇の列が出来る屋台のコンボを部屋で食べました。これは美味しかったです。ニューヨークに行かれる際は是非おすすめします。サイズはかなり大きめですが・・・。

寿司庵の前で(寺西先生と) 屋台のコンボを食べながら

今回いまだに日本に導入されていない機材、器具についてもじっくり視察をしてきました。日本の導入の際には、いち早く導入を検討したいと思っております(CRESCO SYSTEM)。

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